インプラント

天然歯に近い感覚で噛める
「インプラント」とは

インプラント

インプラントとは、顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に被せ物を取り付けることで、むし歯・歯周病・事故などで失った歯の審美性・機能性を取り戻す治療です。
同様の役割を果たす治療に入れ歯やブリッジがありますが、インプラントはその中でも特に高度に審美性・機能性を回復させることが可能です。
天然歯と同じように顎の骨に支えられて機能するため、天然歯と変わらない感覚で、強く噛むことができます。

インプラント治療のメリット

健康な歯を削らず治療できる

部分入れ歯やブリッジとは異なり、まわりの健康な歯を削ることなく治療できます。また治療後も、まわりの歯に支えられることがないため、残っている歯の寿命を損なうこともありません。

入れ歯と比較して噛みやすい

入れ歯は咀嚼(噛む)効率が落ちることが知られています。しかし、インプラントは顎の骨に支えられているため、天然歯と同じような感覚で強く噛むことができます。もちろん、外れたりズレたりといったこともありません。

審美性に優れた人工歯を装着できる

当院ではインプラントの上部構造には、セラミックの被せ物を使用します。天然歯と見分けがつかないほどの審美性を取り戻せます。

インプラント治療のデメリット

外科手術が必要になる

インプラントでは、外科手術が必須となります。どうしても手術が嫌という場合には、インプラントができません。
ただ、手術中は局所麻酔下で行うため痛みはありません。また手術後も痛み止めを処方しますので、ご安心ください。
まつなか歯科クリニックでは局所麻酔に加えて、点滴で鎮静薬を投与する「静脈内鎮静法」にも対応しています。静脈内鎮静とは、ほとんど眠った状態で手術を受けることができます。
またこの場合、手術には麻酔医が立ち合い、全身管理を行いますので安心です。

治療の費用が掛かる

インプラントは、原則として自費診療となります。そのため、入れ歯やブリッジと比べて高額になります。
ただ、インプラントは適切に埋入し、管理していけば、10年や20年、あるいはそれ以上長持ちさせることが可能です。審美性と機能性を兼ね備えたお口を長く使えることを考えると、費用対効果は高いと言えます。

治療にかかる期間が長い

人工歯根が顎の骨と結合する治癒期間が必要です。そのため、インプラントの治療期間の目安は、平均4〜8ヶ月と、入れ歯・ブリッジより長くなります。
ただこちらも、入れ歯やブリッジが作り替えのたびに頻繁な通院が必要になることを考えると、長期的な視点で見たときの治療期間はそれほど長いとは言えません。

メインテナンスが必要

インプラントは虫歯にはなりませんが、歯周病になる可能性があります。このようなトラブルを予防するため、インプラント治療後は定期的にメインテナンスにお越しいただきます。
ただし、入れ歯やブリッジの場合にもメインテナンスは必要であり、インプラントだけのデメリットではありません。

金属アレルギーのリスクがある

人工歯根には、チタンという金属が使用されています。
ただ、チタンは生体反応を起こさない唯一の金属です。100%と断言はできませんが、ほぼすべての症例において、金属アレルギーの心配はありません。
整形外科などでもチタンと骨を結合させる技術は広く活用されており、安心して治療を受けていただけます。

顎の骨が少ないと適応しない場合がある

顎の骨の量が少ないと、無理にインプラントを埋入しても長く持たずに脱落してしまうリスクが高くなります。
ただ、まつなか歯科クリニックでは骨造成(骨を増やす手術)に対応し、顎の骨の量が少ない場合でもインプラント治療が可能になります。他院で断られた場合も、一度、ご相談ください。

インプラント治療の流れ

  1. STEP01

    基本検査・カウンセリング

    まずは、患者様のお口のお悩み、治療に対するご要望などについて詳しくお話をお伺いします。
    お口の状態も実際に確認させていただき、簡単なお口の検査を行います。
    そしてその段階で判断できる、可能な限りの治療法について、それぞれの治療のメリットやデメリットも含めて分かりやすくご説明いたします。
    疑問に思われること、不安に思われること、よく説明が分からない場合も、どうぞご遠慮なさらずお尋ねください。
    インプラント治療をご希望される場合には次のステップへ進みます。

  2. STEP02

    精密検査

    インプラントを安全に行えるよう、歯や顎の骨の状態などをより深く知るために、CTスキャン撮影など精密な検査を行います。当院には歯科用CTを完備しておりますので、CT撮影のために他の医療機関に行っていただく必要はなく、撮影結果をすぐに確認することができます。

  3. STEP03

    治療計画・治療シミュレーション

    検査の結果をもとに、細かく治療の計画を立てていきます。
    患者様にもコンピューター上で治療のシミュレーションを見ていただき、どのようにインプラントが埋まるのかを確認していただくことができます。
    具体的な治療方法や治療期間、費用などについてもご説明させていただき、患者様の同意が得られれば次のステップへ進みます。
    なお、インプラントを行う前に必要な治療(虫歯治療、歯周病治療、抜歯等)があれば、そちらを先に進めることもあります。

  4. STEP04

    インプラント埋め込み手術

    インプラントを顎の骨に埋め込む手術を行います。
    手術は麻酔がしっかりと効いた状態にて行いますので、痛みを感じることはありません。
    手術法には通常、1回法と2回法がありますが、どちらを選ぶかは、お口の状態にもよります。(1回法、2回法は手術の回数を表します)通常は2回法の方が幅広い症例に対応するため、こちらの方がより多く行われます。

  5. STEP05

    治癒期間(1.5〜6ヶ月)

    骨に埋めたインプラントが骨と結合するための期間です。
    骨の状態や場所によって必要な期間が異なります。
    この時期はインプラントがしっかりくっつくかどうかを決める大事な時期ですので、歯科医師の注意事項をきちんとお守りください。
    目立つ場所の場合など、ケースバイケースで仮歯を入れることも可能ですので、ご安心ください。

  6. STEP06

    アバットメント(土台)の装着

    1回法の場合はこのステップは必要ないので、次のステップへ進みます。
    2回法の場合、歯茎の下に完全に埋まっているインプラントの上部を露出させるために、歯茎を少しだけ切開し、その部分にアバットメント(被せ物をするための土台部分)を装着します。その後、歯茎を切開した部分が治るまで1〜2週間程度待ちます。

  7. STEP07

    被せ物の装着

    セラミックなどの被せ物を入れるための型取りをし、完成したら装着します。

  8. STEP08

    メインテナンス

    インプラントを出来るだけ長く、良い状態でお使いいただけるよう、定期的なメインテナンスを行います。
    当院では、基本的に3ヶ月に1度のペースでメインテナンスをおすすめしていますが、やはり一番大事なのはおうちでの毎日のケアです。
    ご家庭でのケア、歯科医院のケアをしっかりと続けていくことによりインプラントを長く良い状態で使っていくことが可能になります。

当院のインプラント治療の特徴

しっかりとした治療や費用の説明・カウンセリング
POINT01

しっかりとした治療や
費用の説明・カウンセリング

治療の内容はもちろん、費用の説明やカウンセリングが十分であることは、何よりも大切なことと言えます。曖昧なまま治療が進んでしまうと、患者様はずっと不安を抱え続けることになります。
当院ではしっかり説明・カウンセリングを行っております。もし少しでもわからないことがあれば、遠慮なく聞いてください。

充実したインプラント用の医療設備
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充実したインプラント用の医療設備

インプラント治療では、顎の骨の状態、神経の位置を正確に把握できる歯科用CTがあることが必須です。診断の正確性、治療の確実性に差が出てきます。
当院では、最新の歯科用CTを完備し、またコンピュータ上で埋入のシミュレーションを行える「ガイドシステム」を導入しています。

確かな経験と実績
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確かな経験と実績

インプラント治療は、経験の差が出やすい治療です。診断の正確性はもちろん、埋入の際の技術、また骨量が不足したときの対応力などで、審美性・機能性の回復の程度や耐久性が変わってきます。
まつなか歯科クリニックでは、九州大学病院インプラント・義歯補綴科出身、日本補綴歯科学会認定医の院長がインプラント手術を行います。

当院で行うインプラント手術のバリエーション

  • 骨造成(GBR)

    インプラント治療を行うのに顎の骨が不足している場合には、骨を造成させる治療を行います。造成が必要な量によって、インプラント埋入と同時に行う場合と骨造成のみ行う場合があります。他院にて「骨が少なくてインプラント治療ができない」と言われた患者様もこの治療法でインプラントが可能となります。ぜひまつなか歯科クリニックにご相談ください。

  • 上顎洞底挙上術

    サイナスリフト

    サイナスリフトとは骨が薄くなってしまった上顎の部分にしっかりインプラントを埋め込むために、骨の厚みを作っていく処置をいいます。上顎の骨に横から穴を開け、開けた箇所から上顎洞の粘膜をリフトアップさせ、そのスペースに骨になる材料を入れ、十分に高さが確保できた箇所にインプラントを埋入していきます。

    ソケットリフト

    ソケットリフトとは、骨が薄くなってしまった上顎の部分にしっかりとインプラントを埋め込むために、骨の厚みを作っていく処置をいいます。上顎の骨に歯槽頂から小さな穴をあけて、その穴に骨の代わりをする人工材料(骨補填材)を押し入れて、上顎洞粘膜をリフトアップしていきます。そして、骨の高さを確保したところにインプラントを埋入していきます。

  • 抜歯後即時インプラント

    通常、抜歯後からインプラントを埋め込むまでには傷口の治癒期間をおく必要があり、治療期間が長いというデメリットがあります。そこで抜歯とインプラント埋入を同日に行う方法が開発されました。これによって治療期間はもちろん、歯がない期間も大幅に短縮されます。

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